【成約率UP】「売ろう」とするから売れない。
お客様の心を動かすカウンセリング術

「一生懸命カウンセリングしているのに、なぜか成約に繋がらない…」
「お客様のためを思って提案しているのに、『検討します』と言われてしまう…」
もし、あなたが今、そんな壁にぶつかっているのなら、今日のコラムは、きっと大きな希望になるはずです
これは、あるサロンで実際に起こった、一瞬でカウンセリングの常識を覆した、感動的な「変化の物語」。
【全ての始まりは、一本の「録音データ」】
そのサロン様でも、カウンセリングの成約が芳しくない、という課題がありました。
そこで私は、改善のために「カウンセリングを録音して、送っていただけませんか?」とお願いしました。
数日後、私に届いたのは、現場のスタッフではなく、そのサロンのリーダー(オーナー)ご自身のカウンセリング音声でした。
私は、その音声を聞く前に、すでに胸が熱くなりました。
リーダー自らが、「スタッフにやらせる前に、まず私が手本を示す」「これは、私自身の課題なのだ」と、その背中で語る姿勢。ここに、組織が成長するための、最も大切な核があると感じたのです。
【カウンセリングで、本当に「伝えるべきこと」】
音声の中のカウンセリングは、お客様への愛情に満ちた、素晴らしいものでした。
しかし、プロとしてさらに高みを目指すために、私はいくつかのフィードバックをさせていただきました。
その核心は、たった一つ。
「『売ろう』とする意識を手放し、お客様のことをもっと『知ろう』とし、心から『役に立ちたい』と願うこと」
私たちは、良かれと思って、つい抽象的な言葉で効果を語ったり(例:「すっごくキレイになりますよ!」)、お客様に「気づいて」いただく前に答えを「教えて」しまったりしがちです。
しかし、本当に大切なのは、お客様自身に「どうなりたいですか?」と問いかけ、その方の理想の未来を一緒にイメージして差し上げること。
私たちが売るべきは「商品」ではなく、「お客様が手に入れる、輝く未来」なのですから。
【「素直さ」が生んだ、奇跡の結果】
リーダーは、私のフィードバックを、非常に素直な心で受け止め、すぐに行動に移しました。
そして、その直後のカウンセリングで、奇跡は起きたのです。
なんと、26万円のフェイシャルコースが、お客様の満面の笑顔と共に成約。
これは、単なるテクニックの勝利ではありません。
「変わりたい」と願い、フィードバックを素直に受け止め、すぐに行動に移す。
その真摯な姿勢が、お客様の心を動かし、最高の結果に結びついた瞬間でした。
【まとめ:あなたのカウンセリングを変える、はじめの一歩】
この物語が教えてくれるのは、立場に関係なく、「素直な心」と「すぐに行動する勇気」こそが、成長の最大の原動力であるということです。
現場で悩むエステティシャンの皆様。
もし、今あなたがカウンセリングの壁にぶつかっているなら、あなたのカウンセリングを先輩や上司に必ず聞いてもらって、フィードバックをもらってください。
きっと、自分では気づかなかった「宝物」のようなヒントが見つかるはずです。
サロンを率いるリーダーの皆様。
スタッフの成長を促す最大の力は、リーダー自身が学び、行動する背中です。あなたの「一本の録音」が、組織全体を変える、魔法のような第一歩となるかもしれません。
風土、文化は上から下にしか流れません。
「売ろう」ではなく「知ろう」。
その純粋な想いが、あなたのカウンセリングを、そしてサロンの未来を、もっともっと輝かせてくれるはずです