【コストゼロ集客術】
最強のマーケティングが すぐできる?

ホットペッパービューティー、Instagram広告…毎月、決して安くない広告費を投じ、「今月は、何人の新規客が来てくれるだろうか」と、雲をつかむような思いで数字を見つめていませんか?
人口が減少し続けるこれからの日本において、いつまでも不安定な新規集客だけに頼り続ける経営は、非常に危険
私たちが今、本当に目を向け、大切にすべきは、既にご縁をいただいた「既存のお客様」ではないでしょうか
SNSや口コミの重要性が増している現代、実は、あなたのサロンの中に、どんな広告よりも強力な "宣伝塔" がすでに存在しているとしたら、どうでしょう?
今日は、私が25年間の現場経験で培った、そして、このデジタル時代にこそ、さらにその輝きを増している「究極の口コミ戦略」について、お伝えしたいと思います。
「広告」より「リアルな口コミ」~最強のメディアは「生身のお客様」~】
私たちが今、最も信頼する情報は、企業が発信する広告ではなく、自分と同じ立場の人が語る「リアルな声」。
それこそが、現代マーケティングの核心である「UGC(ユーザー生成コンテンツ)」、つまり、ユーザー自身が作るコンテンツの力。
私が提唱するのは、このUGCを、オフラインで、目の前で、最も感動的な形で実現する方法。
それは、結果の出ているお客様を、サロンの「親善大使(アンバサダー)」にしてしまう、ということなんです。
想像してみてください。
私たちスタッフが100回「この施術は効果があります!」と言うよりも、隣に座っている綺麗なお客様が、「私、これで本当に肌が変わったのよ」と微笑む一言。
どちらが、新規のお客様の心を撃ち抜くかは、言うまでもありませんよね。
【待合室を「コミュニティ」に。親善大使化の具体的な方法】
では、どうすればお客様に「親善大使」になっていただけるのか。
私が実践していたのは、待合室での会話の「巻き込み術」。
結果が出ていて、話し好きで、サロンへの愛情溢れるお客様との会話の中で、隣にいらっしゃる新規のお客様に、「こちらの〇〇様は、初めていらした時は△△でお悩みだったんですけど、今ではこんなに綺麗になられたんですよ!」と、紹介して差し上げる。
すると、そこには素晴らしい「好循環」が生まれる。
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紹介されたお客様は、褒められて「ロイヤリティが爆発的に向上」。
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新規のお客様は、「最高に信頼性の高いメディア」である「生身のお客様」の証言に、期待感が高まる。
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笑い声が起きるだけで、サロン全体が明るく、活き活きとした「コミュニティ」になるのです。
これこそが、サロン全体を巻き込む、究極の「コミュニティマーケティング」の形だと提案したいのです。
【現代に応用するための、2つの重要なポイント】
この手法を成功させるためには、2つのポイントを押さえることが不可欠。
ポイント①:「親善大使」となる「お客様の選定」の重要性
誰でも良い、というわけではありません。
条件1:本当に結果に満足し、サロンを愛してくれていること。
条件2:社交的で、人と話すことが好きな方であること。
条件3:他のお客様への配慮ができる、品格のある方であること。
これらを見極めることこそが、店長やエステティシャンの腕の見せ所。
日頃から、「誠実な関心」を寄せていれば、どのお客様が「親善大使」にふさわしいかは、自ずと見えてくるはずです。
ポイント②:現代のサロン形態に合わせた応用方
サロンによっては、個別のカウンセリングルームで、待合室での会話の機会が少ない可能性がありますよね。
それでも、応用の仕方は無限大です。
応用例1
お客様感謝祭や、新商品の発表会などのイベント時に、「先輩ユーザー」として、経験談を少しだけお話しいただく。
応用例2(WEBサイトやSNSでのご紹介)
もちろん、お顔やお名前を出していただく必要は全くありません。お客様のプライバシーを最大限に尊重した上で、例えば「匿名のアンケート」にご協力いただき、その手書きの温かいお声を写真で掲載させていただいたり、いただいたメッセージを元に「40代・主婦 A様の感動ストーリー」として、私たちが代筆でご紹介させていただく、といった形です。これだけでも、非常にリアルで強力なUGC(お客様の声)になります。
【まとめ】
時代がどれだけ変わっても、人が人の「リアルな声」に心を動かされるという本質は、決して変わりません。
何より、コストがかからないのです。すぐにできるのです。
まずはどなたが「親善大使」になっていただける可能性があるのかリストアップしてみませんか?