お客様に好かれる6つの原則
「考えたいんですけど・・・」
「検討したいんですけど・・・」
の返事に対して、反論を切り返して購入にいたる話法を
反論解決・反論処理 といいますね。
もちろん、営業・販売において反論処理の基本原則、効果的なコミュニケーションスキルは
必要です。
しかし!
その前に、反論解決・反論処理が効果的な「人間性」に値するかいなかは最も重要です。
反論解決・反論処理が効果的か。
むしろ逆効果の可能性もあるということです。
ズバリ、お客様にとって
「信頼」「好意」「安心」を与えている人物であれば反論解決・反論処理は
効果的でしょう。
そのために、私の研修では徹底して「お客様に好かれる6つの原則」を実践していただきます。
これは、世界中で1500万部売れている人間関係の教科書というべき
著:D.カーネギー『人を動かす』
に書かれている「人を動かす6原則」です。
6原則の中でも最も大切にしていただきたいのが
「誠実な関心を寄せる」。
6原則のひとつに「名前を覚える」というのがあります。
研修では「2分間で、お客様のお名前をフルネームで、できるだけたくさん書いてみましょう」という
ワークをします。
これが、想像以上に、皆さま なかなか書けない・・・
更に「書いたお客様の中で最も大好きなお客様をひとり選んでください」と。
そのお客様のことを、どれだけ知っているか、どれだけの情報を得ているかを
次々に質問をします。
例えば
①休日は何をされていることが多いですか?
②どんなスマホケースをお使いですか?
③誕生日は何月ですか?
など・・・
気になる異性が現れたら、その人のことを「知りたい」と思うでしょう?
・仕事内容はどういうことをしているの?
・好きな食べ物は?
・スポーツはしているの?
・休日は何しているの?
・靴のサイズは何センチ?
つまり、これほどにお客様のことが「大好き」「知りたい」と思えているのか。
これが、D.カーネーギーのいう「誠実な関心を寄せる」なのです。
このように関心を寄せてくれる人のことを、お客様は好きになるでしょう。
エステティシャンという仕事は、接客業のなかでも、最もお客様と近しい関係性になれる職業です。
それは、お客様がご自身のコンプレックスをさらけ出してくださるからです。
だからこそ、お客様のことを愛おしいと感じ、毎回の接客で「誠実な関心を寄せる」を実践してみてください。
きっと、お客様に好かれるエステティシャンとなり、
売れるエステティシャンになることでしょう。