研修講師・美容家 渡辺ゆきよ オフィシャルサイト

 

新規カウンセリング成約率を20%→75%にした
『聴く技術』とは?

 

なぜ、同じ施術技術でも成約率に3倍以上の差が出るのか?

「技術には自信があるのに、なぜか契約に繋がらない…」
 

多くのエステティシャンが抱えるこの悩み。実は、成約率の差を生むのは施術の技術力ではなく、カウンセリングでの『聴く技術』なのです。

 

全国のエステサロンの平均成約率は20%-30%。これは、10人のお客様のうち、わずか2-3人しか契約に至らないという現実です。

しかし、私が研修で関わったあるサロンの店長さんは、たった3ヶ月で成約率を20%から75%へと劇的に変化させました。

 

【実話】カウンセリングが苦手だった店長の劇的変化

彼女は技術力も接客も一生懸命。でも、新規のお客様との会話がうまく続かず、成約率はわずか20%でした。

彼女が抱えていた悩み:

 

  • 「何を聞けばいいのかわからない…」
  • 「お客様の本音が引き出せない…」
  • 「気づいたら私ばかり話している…」
  • 「高額コースを提案するのが苦手…」
     

そんな彼女が、研修で学んだ「聴く技術」の3つのポイントを実践した結果、3ヶ月後には成約率75%を達成

さらに、お客様から「この人に任せたい」と言われるようになり、リピート率も60%から85%へと向上したのです。

 

 

【失敗例】なぜ成約率が低いのか?典型的なダメパターン

まず、成約率が低い人に共通する「ダメなカウンセリング」を見てみましょう。

 

パターン①: いきなり本題に入る

スタッフ:「今日はどんなお悩みですか?」
お客様:「あ、えっと…(まだ緊張している)」

心を開く前に質問されると、本音が言えません。

 

 

パターン②: すぐに商品提案してしまう

お客様:「最近、ほうれい線が気になって…」
スタッフ:「それなら当サロンのリフトアップコースが最適です!
    このコースは○○という技術を使って…(延々説明)」

お客様の悩みの深さを理解せず、押し売りに感じられます。

 

 

パターン③: 自分ばかり話している

スタッフの話 70% : お客様の話 30%

お客様は「聴いてもらえていない」と感じ、信頼が生まれません。

 

 

成約率を3倍にした『聴く技術』3つのポイント

彼女が変えたのは、たった3つのことだけでした。

 

 

ポイント① 質問の順番を「浅い→深い」に変えた

noダメな例: 「今日はどんなお悩みですか?」(いきなり本題)

 

yes良い例:

1.「今日はお仕事帰りでいらっしゃいますか?」(アイスブレイク)

2.「ご近所さまでいらっしゃるのですね!」(興味・共感)

3.「エステの経験はお有りでいらっしゃるのですね?」(悩みに近づく)

4.「そのときも今回と同じお悩みで行かれたのでしょうか?」(自然な流れで本題へ)
 

ポイント: お客様の緊張をほぐしてから、徐々に深い悩みへ。これが「聴く技術」の第一歩です。

 

ポイント③ 「聴く:話す = 8:2」の黄金比率を守る

カウンセリングが上手くいかない人の共通点は、自分が話しすぎていること

 

no成約率が低い人: あなたの話 70% : お客様の話 30%

yes成約率が高い人: あなたの話 20% : お客様の話 80%

 

「えっ、こんなに聴くだけでいいの?」

はい、実はお客様が話せば話すほど、満足度と信頼度が上がるのです。

人は「自分の話を聴いてくれる人」を信頼し、「自分で口にした理想」を実現したくなるからです。

 

ポイント② 「共感」+「深掘り質問」をセットで使う

noダメな例: 

お客様:「最近、ほうれい線が気になって…」

あなた:「そうなんですね。では当サロンのリフトアップコースがおすすめです!」(すぐ提案)
 

yes良い例: 

お客様:「最近、ほうれい線が気になって…」

 

あなた:「わかります…ほうれい線、本当に気になりますよね」(共感)

→ 「いつ頃から気になり始めましたか?」(深掘り①)

→ 「どんな時に気になりますか?」(感情に寄り添う)

→ 「もし、それが改善されたら、どのような良いこと、メリットがありそうですか?」(理想を引き出す)

 

ポイント: お客様自身が「理想の未来」を口にすると、それを叶えたい気持ちが強くなりますこれが成約率UPの鍵。

 

ポイント③ 「聴く:話す = 8:2」の黄金比率を守る

カウンセリングが上手くいかない人の共通点は、自分が話しすぎていること。

 

成約率が低い人: あなたの話 70% : お客様の話 30%

成約率が高い人: あなたの話 20% : お客様の話 80%

 

「えっ、こんなに聴くだけでいいの?」

はい、実はお客様が話せば話すほど、満足度と信頼度が上がるのです。

人は「自分の話を聴いてくれる人」を信頼し、「自分で口にした理想」を実現したくなるからです。

 

 

【魔法のフレーズ】お客様の本音を引き出す3つの質問

私が研修で伝えている「魔法の質問」をご紹介します。

 

質問①「いつ頃から気になり始めましたか?」

→ 悩みの深さとタイムラインを知る

 

質問②「特にどんな時にやだなーと気になりますか?」

→ 悩みが生活に与える影響を具体化

 

質問③「解決すると、どのような良いこと、メリットがありそうでしょうか?」

→ 理想の未来を描いてもらう(最重要!)

この3つを使うだけで、お客様は自然と「変わりたい!」という気持ちになります。

 

 

【データで見る効果】数値が証明する「聴く技術」の威力

実際に研修を受けたサロンの変化データをご紹介します。

 

  1. 平均プレ(施術前)カウンセリング時間: 15分→20分(+5分)
  2. お客様の話す時間: 30%→80%(+50%)
  3. 成約率: 20%→75%(+55%)
  4. リピート率: 60%→85%(+25%)
  5. 客単価: 28,000円→42,000円(+14,000円)

 

たった5分長くするだけで、売上が1.5倍になる。これが「聴く技術」の力です。

 

 

【よくある質問】カウンセリングの悩みにお答えします

Q1: 高額コースを提案しづらいのですが…

A: 「提案=押し売り」ではありません。お客様の理想を実現する手段として、自信を持って提案しましょう。お客様が「こうなりたい」と語った未来に対して、「それを叶えるためには、このコースが最適です」と伝えるだけです。

Q2: 話を聴いても、お客様があまり話してくれません…

A: そのようなお客様も一定数います。まずは「共感」を示すこと。「わかります」「そうですよね」の一言が心を開く鍵です。また、YES/NOで答えられない「オープンクエスチョン」を使いましょう。

Q3: カウンセリング時間が長すぎて回転率が下がりませんか?

A: 成約率が上がれば、トータルの売上は確実にUP。また、質の高いお客様が増え、リピート率も上がるため、長期的には効率化します。

 

 

なぜ「聴く技術」で成約率が上がるのか?心理学的根拠

理由①: 信頼関係の構築 人は、自分の話を聴いてくれる人を信頼します。心理学では「傾聴」が最も強い信頼構築の手段とされています。

 

理由②: 自己説得効果 自分で口にした言葉は、自分自身を説得します。「こうなりたい」と語ったお客様は、それを実現するための提案を受け入れやすくなります。

 

理由③: 感情的価値の発見 お客様自身が「なぜ悩んでいるのか」「どうなりたいのか」を言語化することで、施術の価値を感情的に理解します。

 

 

 

明日から実践できる3ステップ

ステップ1: カウンセリングシートを見直す

質問の順番を「浅い→深い」に並べ替えましょう。アイスブレイク用の質問を必ず最初に入れてください。

ステップ2: 共感+深掘りをセットで使う

お客様の悩みに「わかります」と共感したら、必ず「いつ頃から?」「どのような時に気になりますか?」と深掘りを。

ステップ3: タイマーで話す時間を計る

最初は意識的に「お客様8割、私2割」を目指してみてください。慣れれば自然とできるようになります。

 

 

まとめ: 成約率を上げるのは「売る技術」ではなく「聴く技術」

カウンセリングは、売り込む場ではありません。

お客様が自分の理想に気づく場なのです。

 

あなたがするべきことは、

  1. お客様の話を丁寧に聴く
  2. 共感し、深掘りする
  3. お客様自身に理想を語ってもらう

 

たったこれだけで、成約率は驚くほど変わります。

 

そして、お客様から「あなたに任せたい」と言われるエステティシャンになれるのです。

 

 

あなたのサロンでも、成約率を2倍、3倍にしませんか?

私の研修では、この「聴く技術」を体系的にお伝えし、実際のロールプレイングで身につけていただいています。

 

年間3,000名以上のエステティシャンが成果を出している「魔法のカウンセリングメソッド」。

 

あなたのサロンでも、スタッフ全員が高い成約率を出せるようになります。

 

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▼ 研修のお問い合わせ・体験研修のお申込み https://yuki-watanabe.com/10042.aspx

 

 

 

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